2020/04/13 12:14
ストリップ劇場が絶滅の危機に? コロナ禍で直面する風営法と性風俗差別、クラウドファンディング始める劇場も
ストリップ劇場が絶滅の危機に? コロナ禍で直面する風営法と性風俗差別、クラウドファンディング始める劇場も
「そもそもまだ存在してるの?」と言われがちですが、実は今でも全国に20の劇場があるのです。かつては性的サービスの提供とダンスショーが混在していましたが、現在はダンスショーの提供をメインに営業しています。
しかし、ライブハウスや映画館などと同じく、ストリップもほぼすべての劇場が休業中。おそらく運営側は今後の資金繰りなどに悩まされていると思います。
「ストリップが絶滅する」ってどういうこと?
ところで、多くの休業要請対象施設がある中、ストリップが「絶滅」の危機とはどういうことなのか。それは、ストリップ劇場の新規開業の難しさにあります。
ストリップ劇場は風営法28条によって新規開業が厳しく制限されています。具体的には「商業地域等で保護対象施設(幼稚園、学校、公共施設など)から200メートル以上離れていなければならない」「都道府県の条例によっては開業そのものを規制できる」といった縛りがあり、新規開業は実質不可能と言われています。
すでに存在しているストリップ劇場は「既得権」という権利により営業が認められていますが、これも権利者の死亡や会社の破産などにより消滅する可能性があります。
つまり、「今ある劇場を維持する」以外にストリップという文化の灯を消さない方法はないのです。
もともとストリップ劇場では、3月ごろからマスク配布や消毒の徹底と並行し、本来4~5回の公演数を3~4回に減らす劇場や、土日の営業を控える劇場が出てきていました。客数減も目に見えており、3月初旬の段階で「いつもなら満席の時間帯なのに、客が1ケタしかいないから必死で盛り上げたよ」という客の声も聞こえていました。
通常であれば土日祝は1日300人前後を動員し、外国人観光客でにぎわうストリップの殿堂・浅草ロック座もすでに休業。4月11日には休業要請の出ていない地方の劇場も含め、すべての劇場が休業に至りました。
劇場の存続を願うファンの間では、「クラウドファンディング・グッズや前売チケット販売・公的支援の活用なんでもやってこの災禍を乗り切ってほしい」という声があがっています。
※詳細は下記引用元サイトをご覧下さい.
関連URL:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200413-00000033-it_nlab-bus_all&p=2