2018/07/25 15:02
ＪＫビジネス規制へ ９月条例改正案、来春施行目指し ／京都
女子高生が男性に接客すると称した業態「ＪＫビジネス」を規制する府青少年条例改正案を、府が９月定例府議会に提出する。ＪＫビジネスは表向き規制対象にならないよう営業しながら、少女が性的被害に遭う事件も全国で起きており、売春の温床とも指摘されている。出店は東京や大阪が多く府内では確認されていないが、条例改正で未然に被害を防ぐ狙い。実現すれば全国６例目で来年４月施行を目指す。
改正案は１８歳未満の青少年を店舗または受付所に客として立ち入らせることを禁じる。このほか、少年少女に対して、客に対する業務に従事するよう勧誘する▽少年に客となるよう勧誘する▽少年少女に営業の広告ビラを配布する▽少女に接客業務に従事するよう勧誘させる▽少年少女に客引き行為やビラ配りをさせる－－それぞれの行為を禁止する。
店舗には青少年立ち入り禁止を入り口に掲示すること、従業員の生年月日などを明記した名簿を備えることを義務付ける。違反した場合は知事の営業停止命令を受ける。他府県の条例の罰則は５０万円以下の罰金または１年未満の懲役とする例が多く、府は府警など関係機関と調整している。
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