2020/02/28 13:57
違法風俗の売上金、中国に不正送金か 容疑の男逮捕
東海３県のマンションなどの個室を隠れみのにした違法風俗事件で、岐阜県警生活環境課と岐阜南署は２７日までに、地下銀行を営んで風俗店の売上金を中国に不正送金していたとして、銀行法違反（無免許営業）の疑いで、中国国籍で千葉市稲毛区稲毛町、自称貿易会社社長の容疑者（４１）を逮捕、送検した。
逮捕容疑は、何者かの依頼を受け、昨年９月２８日～１０月２９日までの間、自分の口座から４回にわたり、１８万６６９５元（２８２万円相当）を中国国内の指定口座に振り込み、違法に銀行業を営んだ疑い。県警は認否を明らかにしていない。
同課によると、中部地区の違法風俗店を管理する男（３９）＝売春防止法違反（場所提供）の罪などで公判中＝が、容疑者の預金通帳を使って店の売上金を日本円で入金。容疑者は、中国に開設した別の口座のプール金から中国元を指定口座に振り込む手口で為替取引を行っていた。２人との間に面識はなく、中国人とみられる指示役の人間を介して金のやりとりをしていたとみられる。為替レートは容疑者が設定し、正規のレートとの差額分を利益として得ていた可能性もあるという。
県警は、中部地区以外の違法風俗店の売上金も張容疑者を通じて中国に送金されていたとみて、金の流れなどを詳しく調べる。
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