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突撃!風俗業界・アダルトニュースまとめ

2020/04/05 12:17
性風俗産業を排除した制度。コロナ感染源を見えなくするリスクが半端ない件

新型コロナ感染拡大防止のために厚労省が発表した制度が批判されています。つまるところ、小学校の休校の影響で就労が困難になった方々を支援することで感染拡大を予防するための制度なのですが‥。

■性風俗産業で『稼ぐ』とは?

店舗とキャストさんは雇用関係にはなく、業務委託契約であることが一般的です。キャストは在籍している風俗店に雇われているわけではないのです。そのため、性風俗従事者(キャスト)は、月の固定給や時給制で働いていません。よって、出勤さえ(シフトを入れさえ)すれば賃金を得られる立場にはありません。

出勤を入れている時間(シフト中)に、お客がつき、サービスを行い、最終的に在籍している店舗から報酬を貰える。例外なくそういうお金のもらい方です。だからこそ稼ぐためには、

1)出勤をより多くし客がつく機会を増やす

2)馴染み客(リピーター)を作り単価を上げる

いずれかの手段を取るしかありません。

単価のいい店に移籍すれば?と思われるかもしれませんが、業界内で単価はある程度の範囲に収束しているため極端に好条件な店舗は少なく、むしろ何度も主たる在籍店舗を変えるキャストはリピーターが育たず稼ぎが悪い傾向にあります。

(てんてん虫と業界内で揶揄されます。)

繰り返しますが、性風俗をやってさえいれば稼げる。そんなことはないのです。また意外にも容姿や、実年齢や、体型が稼ぎに直結はしません。店舗側が紹介文や写真や動画を編集することである程度解決できるためです。稼ぐためには、とにかくとにかく出勤機会を多く持たなければなりません。シフトを多く入れ、客をつけ、リピーターを増やすことが大切なのです。

こうした業界の構造が『より弱い立場のにある方』に不利に働いています。ひとり親や心身に疾患がある方、体力が落ちてきた方にとって安定した出勤時間を確保することは容易ではありません。ただでさえ、女性であれば月に1回生理の周期がやってきます。生理中はシフトを入れても客の付きが悪くなり稼ぎにくい期間でもあり、健康上のリスクも有るため出勤できないタイミングになりがちです。

(身体年齢が若ければ生理期間中も出勤する方は散見されますが‥。)

身体的な理由だけでも月間のシフトを入れられる範囲は狭く、家に自分一人で面倒を見なければいけない子供がいる方ならなおさらです。

幸い、デリバリー形式(無店舗型)の性風俗店は24時間営業が可能なため、深夜や早朝等のスキマ時間にキャストが出勤を入れられるようにしていたり、託児所と連携(託児所代を負担)する等、多様な立場の方がシフトを入れやすくする工夫がされています。

(※ソープランドのような店舗型風俗店は、規制の関係で営業時間が決まっておりいつでもシフトを入れられるわけではりません。)

それでも『より弱い立場の方』の稼ぎはいわゆる昼間の仕事と比較しても決していいとは言えないのです。
■性風俗産業でも綱渡りの日々

しかしながら、前述の通り性風俗業にいても稼げる人、稼ぎにくい人は明確に分かれています。この傾向は、いわゆる一般社会側も同様です。

より弱い立場の方々が、生存線手段として仕組みが整っている性風俗業で綱渡りのように生計をたてているところに休校による出勤時間確保が困難になり、更には偏見を助長する追い打ちが行われたことは極めてまずいといえます。

確かに個人としての納税義務が不透明であり、法令違反とされるサービスを解釈でぎりぎりかわしている仕事かもしれません。だからこそ有事の際のリスクに対しては常に自己責任だとの指摘が繰り返されてきた歴史はあります。しかし今回発表された制度は、感染拡大の予防が本質です。

残念ながら、新型コロナウイルスは性風俗産業およびそのキャストを避けてくれるわけではありません。性風俗行に従事しているキャストがより感染を受けやすい立場にあるかといえば、まったくわかりません。

※キャバクラ等の水商売は3つの密を満たすためリスクが高いと筆者は感じています。

そんな中、資産に余裕がある業界内の強者の方は期間中はシフトを入れない選択肢を取ることはできるでしょう。また仮に長期化したとしても固定客に店舗を介さず直接連絡することで、密を避けた状態で仕事をすることは実際可能な立場です。

しかしながら、少ない時間で稼がざるを得ないより弱い立場に有る方がこの機会に休業するはずはありません。性風俗店は派遣型店舗を中心に通常営業中であり、今まで通りの機会があるなら働き続けるでしょう。いや働き続けなければいけません。そういう実態なのです。にも関わらず、前述の制度は明確に対象外とすると言い切っています。極めてまずい状況です。

さらにまずいことにその機会を利用する高齢者客の存在があります。
■性風俗産業の利用者は高齢者

実態として性風俗産業が提供するサービスは高価格なものです。

(例:90分で25000円+ホテル代5000円)

若い世帯が気軽に支払うには高すぎる価格設定です。品薄状態のニンテンドーSwitchが余裕で手に入ります。文化の変容も有り業界は数年前から性風俗になじみのある客=高齢者で成り立っています。

不要不急の外出は避けなければいけませんが、外出自粛が長期化するに連れ、店舗型と違い出勤を希望するキャストがいるかぎり派遣型性風俗店は通常営業を継続し出勤情報を更新します。結果、感染リスクが高い高齢者客が店舗を利用することを止めることはできないでしょう。その先に起こることは、現時点でもわかっていない性風俗業界を経由した感染実態を行政が把握することは極めて困難になる未来です。現在件数が増えつつある、感染源不明原因そのものとなりえます。

まとめると、偏見を助長することのまずさは

『より弱い立場の方』が切り捨てられ、

結果的に情報が見えなり感染が追えなくなる

ということになるのです。モラルだけの問題では有りません。
■排除ではなく利用を考える

この考え方は決してルサンチマンなどではありません。むしろ弱者とされる立場を包括している性風俗業界を利用する絶好の機会がやってきたとも考えられます。参考までに、HIV感染予防のため

『アジア・太平洋地域国際エイズ会議組織委員会(ICAAP)』

という国際会議が定期的に開催されています。過去にも神戸で開催されたことがあるものです。

この会議では、感染予防にフォーカスするため、各国の実情にあったきめ細かい対策を取るための議論やワークショップが行われています。例年この会議ではSEX WORK(=性風俗産業)を取り上げたセッションも行われており、感染拡大を防ぐことを最優先にするのであれば、実態が見えにくい産業を紐解くことが何より大事だという姿勢を象徴的に表しています。会議に参加する方は当然知っておくべき内容としてフラットに参加されています。

新型コロナウイルスの早期終息は全国民、全世界が望む未来です。だからこそ、瞬間的でいいので偏見をなくし可能性が高いリスクは抑え込み、データを利用できる環境を整えるべきときかと思います。それが性風俗産業関係者であってもです。

偏見まみれの業界ではあります。世の中の人がいきなり理解を示すことは難しいことかもしれません。しかし排除ではなく避けられるリスクは避け、利用できるものは手段は利用する。そうした姿勢を織り込んだ制度が火急で必要な社会情勢です。

制度の方針変更を希望し筆を置きます。

※詳細は下記引用元サイトをご覧下さい.

関連URL:https://news.yahoo.co.jp/byline/kakumajunichiro/20200405-00171550/