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突撃!風俗業界・アダルトニュースまとめ

2020/07/05 11:24
売春合法の国オランダにおける性産業の立ち位置と「コロナ禍」、セックスワーカーの労働組合PROUD

オランダの田舎でこの一件を生ぬるい目で見守っていた筆者は、発言から2か月近くが経過した先日、ご本人が相方の矢部氏に冗談めかした「公開説教返し」をしたことをネットニュースで知って、炎上の終焉と理解した次第だが、どうだろうか。
「言葉狩り」で終われない背景

人類の歴史上もっとも古く、現在も世界でない国はないといえる職業としての売春は、一方で多くの国で違法とされている。

今回の同氏の発言が強い反応を産んだ背景にも、多くの国が抱える性産業に対するスタンスの曖昧さや、そのひずみに生じる矛盾、また同氏が言及したような「生活が苦しくて仕方なく性産業で働くケース」が実際に多く存在すること、ひいてはその原因となることもある根強いジェンダー不平等などに対して私たちの多くが漫然と抱いていた苛立ちがあったのではないかと思う。

「売春違法」の難しさ
日本にも性産業従事者が常時30万人程度いるとされているが、彼女ら・彼らの多くもまた、日々法の網目の隙間で、公的な保護を受けられない労働に身をさらしている。結果としてトラブルに巻き込まれていても、社会の認識としては「自業自得」という感が強い。

同じく売春が違法な国でも、例えばフランスなどは現在一般的に「フィンランド方式」とも呼ばれる「買春防止法」を採用。発覚した場合は対価を払ってサービスを受けた側だけが罰せられ、いわゆる売春者は被害者として保護される。もっともこれは大っぴらな売春を禁止した結果、同国の8割以上の売春者が違法な人身売買などによってフランスに来た外国人になってしまったり、客からの暴力の被害が増加したりといった経緯を踏まえてのものだ。

違法化すればビジネスが地下に潜る、合法化は社会が容認する姿勢を見せることになるだけに難しい。社会における売買春の立ち位置は一筋縄ではいかないだけに、「表向き違法だが容認」が世界の主流というおかしな実情がうまれている。

特に日本文化においては、提供内容と報酬をはっきりとさせた上での契約、という枠に収まらない「サービス」が好まれる傾向がある。1990年代に日本でセクシーダンサーとして夜の街を彩ったオランダ人のAnoek de Groot氏は、日本での体験を綴ったドキュメンタリー本出版時のインタビューで「売春もしましたか?」と問われ、

「日本の夜の街において、売春と自由恋愛の境界、またどこまでの行為をするのかという取り決めは非常に曖昧です。たまに自分自身、お金のためのお付き合いなのか、好きで付き合っているのか分からなくなりました」と語っている。そこに搾取が介入する隙はいくらでもあるだろう。


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関連URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/fc29305f8804fcf18e05f81f58b5921007322d9c