2021/02/02 11:27
セクシャルなコンテンツOK。SNS「Lips」誕生
真面目なエロ。
今のご時世、SNSでセクシャルなことを書いたら最後、アカBANされたり、投稿が消されたりしますよね。2020年には「SESTA/FOSTA」という人身取引防止法案が立案され、ネット上の性に関するコメントは、それが真面目な内容であろうと、意味のあるものであろうと、一緒くたに厳しく取り締まられるようになりました。
確かに、子どもも使うSNSでその手のコンテンツが投稿されると困りますし、子どもにかぎらず、プラトニックなネットライフを送りたいと思っている人にとっても取締りは都合がいいでしょう。しかし、風俗業界で真面目に活動している人たちにとって、取り締まり強化は死活問題。それに発言の自由も侵害されてしまっています。
そこで、セクシャルなコンテンツOKのSNSが登場したみたい。
ピンクなトークがOKな『Lips』
Mashableによると、『Lips』は、セックスワーカーやクィア、アクティビストといった人たちが、取締りを恐れずに自由に発言できるSNSなのだそう。
ただ、エロといっても、ロリとか熟女とか、その他もろもろのいかにもな感じのエロSNSではなく、「#bodypositive(自分の体にポジティブなイメージを)」とか「#activism(行動主義/積極的)」や「#supportblackartist(黒人アーティスト支援)」、「#mentalhealth(精神衛生)」といったハッシュタグが並んでいるとDAILY BEASTは伝えています。
つまり、エロはエロといっても、真面目なエロ(? )。エロと真剣に向き合っている人たち用のSNSなんです。
ユーザーを選ぶ
しかも、ユーザーになるには厳選なる調査があります。現在アクティブユーザーが1,000人ほどいるLips。ユーザー登録にはeメールアドレスの他に、「なんでLipsに投稿したいのか? 」というアピール文を書かなければいけないそう。それだけでなく、どんな投稿をするのかがわかるように、具体的にサンプルを3つ提出する必要があるのだとか!
DAILY BEASTがLipsのコミュニティ・マネージャーであるVal Elfante氏にインタビューをしたところ、メンバーを選ぶ理由をこう語ったそう。
「ユーザーには、コミュニティに貢献することを目的としてLipsにきて欲しいのです。私たちの意図は明確に示しています。女性、ノンバイナリー(性が男女のどちらにも分類されない)、LGBTQ+を中心としたコミュニティです。このアイデンティティをコミュニティの中心だと考えられるのであれば、誰でもメンバーになれます。」
SNSはメンタルに悪影響を及ぼし、消耗させられるなんてことも言われますが、Lipsは1時間もブラウジングしていれば、何かを学んだり癒される場になることを目指しているのだとか。
Clubhouseのように急激な盛り上がりを見せるかどうかは…
高い理想を掲げているLipsですが、あくまでセクシャルなSNSなので、iPhoneやAndroidのアプリになることはありません。それに、メンバーになるためのハードルも高め。今、もっともホットと言われている音声SNSのClubhouseのように爆発的ヒットというふうにはならないかも。
しかし、セクシャルなことに関して真面目に語り合いたいと思っている人たちにとって、確実にいい場所になることでしょうね。
※詳細は下記引用元サイトをご覧下さい。
関連URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/bf044ff359f9545a3b62f4fced30c8350ca2ad83