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【風俗ニュース】人生に迷った風俗店オーナーに、歌舞伎町『深夜薬局』店主が言った“意外すぎる一言” 風俗体験談口コミまとめ│みんなの風俗体験男

突撃!風俗業界・アダルトニュースまとめ

2021/10/06 18:22
人生に迷った風俗店オーナーに、歌舞伎町『深夜薬局』店主が言った“意外すぎる一言”

「ただ居る」のを許してくれる場所

高校生のとき、保健室登校をしていた時期がある。

友人との距離感、同性との交際にまとわりつく制限、自尊心が低すぎるせいで強く現れる羞恥心…そういうものが、教室からわたしを少しずつ遠ざけていった。

支度し終えても遅刻ギリギリまで家を出られない。なんとか出発しても、学校手前で引き返して公園に座りこんでしまう。だんだん家から出ない日も増えていく中で、保健室になら登校できると感じたきっかけはなんだったか。

自学年のフロアに一歩踏み入れた瞬間、貼り付けられる「こういうヤツ」というラベル。小学校でのいじめを経て中学校で身につけた、「場に溶け込みやすい言動を選ぶ」という処世術は、それなりに役立ったと思う。でも結局しんどかった。

「どう振る舞いたいか」ではなく、「どうするのが正しそうか」を読み続けるのは、心にかなりの負担がかかっていたと思う。それに気づいたのは、社会人になってからだったけれど。

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保健室では、「正しさ」が求められなかった。

サバサバした保健室の先生は、「ただ居るだけ」を許してくれていたというか。わたしは、その日のコンディションだけをぼかして伝える。

「なんか調子悪い」「あーそう、なら落ち着くまでそこ座ってればー?」

特にどこがどうしんどいとか、こうするとラクだとか、最初こそ形式的に聞かれるけど、突っ込んだやり取りが無いことが助かった。だってじぶんでも上手く説明できるほど、わかっていなかったわけで。とりあえず教室と部活がしんどいことだけは確かだったけど。

今回取材に伺った、新宿・歌舞伎町にある深夜薬局こと「ニュクス薬局」は、大人になったわたしたちが通える保健室みたいなところだった。

ネオン煌めくムラ社会で、お客・黒服・外販(店を紹介する人)・キャスト・同業他店…タテヨコさまざまな付き合いを日夜渡り歩く人々が、ふっと何者でもなくなることができる場所。薬を取りに行くだけと思っていた薬局が、まるで止まり木のような役割を果たしている。

浅いとも、深いとも言えない絶妙な関係性と安心感がどうやって生まれたのか、ずっと気になっていたのだ。
この日の歌舞伎町

はじめてニュクス薬局を知ったのは、わたしが「対話型レズ風俗 リリーヴ」を開店してすぐのことだったから、2018年頃だろうか。歌舞伎町のど真ん中に、夜から明け方にかけて開けている薬局があるということで話題となっていた。

ひとりで切り盛りする、薬剤師の中沢さんのインタビューを読んだのがきっかけだった気がする。「薬局の業績や患者の病名よりも、目の前にいる「その人」を見ている」ということを話していたのが印象に残っていた。

わたしも歌舞伎町は仕事場だし、いつかコンタクトを取ろう、でも患者で会いたいわけじゃない。ただお話ししてみたい。

日々この街で出会う人から何を感じ取っているのか、どうしてこういう業態を思いついたのか、わたしが葛藤していることと似たものはあるのか、とか。そう思い続ける一方で、必要として来ている人たちを邪魔したくない気持ちが勝って、この日まで扉を開けなかった。

取材日はコロナ禍2年目の夏。歌舞伎町は以前にも増して、10代後半から20代前半の若い人ばかりだ。「担当」の居るホストクラブへと急ぐ女の子、同伴中のキャストや初回利用の客引きなどお馴染みの光景に加えて、行くあてを失ったように路上で飲食する人が急増した。「店」というピンポイントの居場所が減った今、歌舞伎町の街そのものが、多くの若者を受けとめている。


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