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【風俗ニュース】なぜ、彼女たちは「女性用風俗」へ。その深層に迫る。 風俗体験談口コミまとめ│みんなの風俗体験男

突撃!風俗業界・アダルトニュースまとめ

2022/05/23 18:47
なぜ、彼女たちは「女性用風俗」へ。その深層に迫る。

「欲しいのは、『男の体』ではない」――。女性用風俗、略して「女風」。昨今、この「女風」が密かにブームになっていることをご存知だろうか。

 「女風」をきっかけに処女喪失した会社員。子育て後、性衝動が湧き上がってきた主婦。DV夫と離婚し、女性としてもう一度花を咲かせたいシングルマザー......。男女ともに未婚率が上昇し、性交未経験者の割合も増加。女性たちの性のありようも多様化しているという。

 菅野久美子さんの『ルポ 女性用風俗』(ちくま新書)は、「買う女」たち、「買われる男」たち、店の経営者たちへの取材を通して、彼女たちは何を求めてやって来るのか、心の内には何があるのか、手にしたものは何だったのかを探る1冊。
色褪せた現実からの脱出

 まず、「女風」とはどういうものなのか。

 たとえば、女性用風俗情報サイトで好みのセラピストを選び、ホテルに呼ぶ。利用方法はさまざま。イケメンとお泊りデートをしたり、疑似恋愛をして癒されたり。中には、ハグのみで6時間過ごしたり、アブノーマルなプレイに酔いしれたり、処女喪失の予行演習をしたりする女性も。

 「女風」をめぐり、これまでにない地殻変動が起きているという。10年前の客層は有閑マダムのような女性たちだったが、最近は大学生、専業主婦、会社員などの「普通の女性たち」。

 かつて「男娼」と呼ばれた男性従事者は「セラピスト」と呼ばれ、癒しを前面に押し出したイメージに。SNSでの情報発信や低価格化もあり、気軽に利用できるサービスへと変貌し、市場が拡大してきているという。

 著者が強い好奇心を抱いたのは、「一般の女性たちが『買う側』へと次々と乗り出していったという現実」だった。その背景に何らかの切実な動機があるのでは......と考えた。

 「『買う女性』たちは、ごくごく普通の会社員や、専業主婦など私たちの身近にいる人たちである。(中略)もはや世の男性たちからはとても期待できないであろう、数多の欲望に応えてくれる女性用風俗という新潮流に心を躍らせ、色褪せた現実からの脱出を企てようとしているのだ」

「冒険」をした53歳の主婦

 ここでは、「四十路後半、子育て後に湧いてきた欲望――幸子さん(五三歳)」を見てみよう。

 「今思うと、これまで妻や母として生きるのに必死で、ずっと女の面を封印してきたんでしょうね。それが息子が離れた途端、突然自分の内部に溢れ出してきた。性欲がぶわっと湧いてきて(後略)」

 夫が大病を患ったこともあり、かれこれ20年以上セックスレスだった。欲望を持て余していたとき、ネットで「女風」を知った。若い子に裸を見られることに抵抗があり、年齢の高いセラピストを希望した。平日の昼間、清潔感のある40代のセラピストとともに、都心のラブホテルへ......。

 その日は不完全燃焼に終わったが、他の店で指名した元AV男優のセラピストに胸がときめいたことも。その後、別のセラピストとの疑似恋愛にハマった。「女風」に初めて行ったときは何も感じなかったのに、夫への罪悪感がそのとき初めて湧いたという。

 やがて幸子さんの「冒険」は終わりを迎える。「これまでの人生で、一番良かったセックスは?」という著者の質問に、「夫とした最後のセックス」と幸子さんは答えた。
孤独という病

 サービスを提供する側として、夫の孤独死をきっかけに「女風」オーナーになったOさんが登場する。夫は親の愛情を受けずに育ち、会社からドロップアウトし、最後は大量のアルコール摂取による病で亡くなった。

 「この社会って、よく考えたら男も女も本当にみんな息苦しい社会だなって思ったんです。男も女も自分を解放できる、少しでも生きやすい世の中にしたい」

 「女風」を利用する動機に「寂しさ」を口にする女性は多いという。著者は「日本人が抱える孤独という病は、女性用風俗の利用動機とも大きく関わっている」としている。実際、コロナ禍で孤独やストレスを募らせた女性たちが「女風」デビューを果たす現象が起きているのだとか。

 「人間にとって性とは生そのもので、それはいわば、長い自分の人生とどう対峙するかということでもある。彼女たち一人ひとりの人生には、女性用風俗を通じてそんな自分をどう解放し、さらにはその先にどう人と繋がるかということへの大きなヒントがあった」

 著者は「女風」の表層ではなく、深層に迫っている。タイトルの「女性用風俗」にセンセーショナルな印象を受けたが、蓋を開けてみると、容姿へのコンプレックス、セックスレス、DV、孤独......など、女性たちのつらさが見えてくる。こんな世界があるのか! と新鮮に感じつつ、そのつらさは共感できるものだった。

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