2022/07/29 08:51
メンズエステ店へのガサ入れ、その内偵の実態をセラピストが明かす
気軽に女性からマッサージを受けられると人気の「メンズエステ」店。中には違法店もあるグレーゾーンな業態だ。ついに警視庁が本腰を入れて、違法店の摘発に動き出したようだ。
ギョウザ耳のお客さん
「普通のお客さんのように予約して来られたんですが、私、わかっちゃいましたね。おまわりさんがお店の内偵に来たって。
というのも、そのお客さんの耳がギョウザのように潰れていたんです。『カリフラワー耳』とも言われますけど、柔道やレスリングをする方に多く、畳やマットに強くこすりつけられることで、耳が変な形になってしまうんです。
警察官には柔道経験者が多く、耳が潰れている人がザラにいるんですよ。私は親戚に警察官が多いのですぐにわかりました」
こう話すのは世田谷区内にあるメンズエステサロンに勤務する美人セラピストのA子さんだ。メンズエステとは、男性向けマッサージ店のことで、表向きは「健全」な施術のみを提供すると謳っている。
「鼠径部(太ももの付け根)へのきわどいマッサージが人気となり、マンションの1室で開業する業者が相次いでいます。建前では、『性的なマッサージ』は行われていないことになっていますが、お店や女の子によって、サービスの内容は異なります。
口の硬そうな客に対して『抜きアリ』のサービスを提供するお店があったり、中には交渉次第で『本番』も可能な女の子がいたりします。こうした行為はもちろん違法です」(風俗ジャーナリスト)
サービスがどんどん過激に
新型コロナの影響で、メンズエステ店はこのところ、隆盛を極めていた。都内でメンズエステ店を営むB氏が言う。
「コロナで銀座や赤坂のクラブが軒並み営業自粛となり、収入が激減する一方、時間に余裕ができたホステスたちがメンズエステ業界に流れ込んできたのです。クラブでおじさんあしらいを身に着けている彼女たちは、セラピストとしても非常に有能で、お客さんの評判も高い。
しかも、彼女たちには『新型コロナ以前の高い生活水準を維持したい』という切実な事情もあります。おカネ次第では相当きわどいプレイをすることもいとわないんです。
また、飲食店の営業自粛で飲み会が激減したのも追い風で、浮いた飲み代でメンズエステを利用するお客さんも多かった。
こうした条件が相まって、メンズエステのサービスがどんどん過激になっていきました。東京での相場が90分で1万5000円程度。これだけの金額を払うのですが、お客さんが『期待』するのも無理ありませんね。その期待に応えるお店や女の子もいるため、グレーゾーンの業態なのです。
もちろん、うちの店でも、女の子たちに性的なサービスを行わないよう、指示していますよ。でも、『過激なサービス』を行っている特定の女の子に人気が集中しているのも事実。お店の利益を考えて、黙認しているというのが実情です」
警察当局もこうしたメンズエステ業界を野放しにしているわけではない。大阪府警は2022年6月に大阪市内で違法な性的サービスを行ったとして、営業責任者らを逮捕。埼玉県や岡山県、京都府でも風営法違反の疑いでメンズエステ店が次々と摘発されている。
そして、首都・東京でも警視庁がメンズエステ店の摘発に向けて、本腰を入れ始めたようだ。
都内でメンズエステ店を営むB氏が続ける。
「東京オリンピックが終わり、警察の手が空いたのか、同業者からも警察が活発に内偵を行っているという情報が寄せられています。これまでは、一般的な施術に加えて、さらに濃厚な鼠径部へのマッサージを行う『ディープリンパ』や、よりセクシーなコスチュームに着替える『衣装チェンジ』といった特別オプションを用意していました。
しかし、これが警察に『特別なサービス』を行っていると疑わせる根拠になるようです」
※詳細は下記引用元サイトをご覧下さい。
関連URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/6823fdf28baf26f06bfa8925000be5e8a584958d