2022/09/10 06:50
「ホス狂いはステータス」歌舞伎町で取材2年、女性記者が見たホストに貢ぐ女性の不思議なポジティブさ
一晩のシャンパンタワーに300万円、「担当」たる彼の売上のためにパパ活・風俗で働いてまでホストに貢ぎ続ける「ホス狂い」の女性たち。なぜ彼女たちはホストクラブから離れられないのか。歌舞伎町のホテル・マンションを借りて、女性たちのリアルを取材し、このほど「ホス狂い」(小学館新書)を上梓したばかりの女性記者・宇都宮直子さんに不夜城の今を聞いた
宇都宮さんが夜の世界の取材を始めたきっかけは、2019年5月に発生した歌舞伎町ホスト殺人未遂事件だった。好意を寄せ、太客として貢いでいたホストの20歳男性をガールズバー店長の21歳の女がメッタ刺しにしたこの事件、一見すればホストと客の痴情のもつれに過ぎない。ところが「好きで好きで仕方がなかったから刺した」という女の供述と逮捕時の写真から、同様に「ホス狂い」の女性たちから少なくない共感が寄せられたのだ。一方、刺された被害者のホストも回復するとホストクラブに復帰、時に事件をネタにしながら歌舞伎町を離れないでいる。なぜ女たちはホストに貢ぎ、犯人に共感すらするのか。そこからコロナ第一波に見舞われた歌舞伎町に足を踏み入れた。
「SNS社会で、ホス狂いは女性たちの承認欲求のハケ口の一つになっている面があります。SNSには『ホス狂い』『ホス狂』のタグで歌舞伎町通いを投稿しているアカウントが溢れ、高学歴や既婚の女性でも今では友人知人にホストクラブ通いを明かすことも珍しくありません。彼女たちにとって、ホストとの付き合いはアクセサリーのようなものかもしれません」
と宇都宮さんは語る。夫もいる企業経営者の女性、上場企業サラリーマン家庭に育ちながらホストに貢いでは破局と自殺未遂を繰り返し、ソープやパパ活で稼ぐ女性…など、家族もお金も失ってもなお歌舞伎町を離れられない、むしろそのことをステータスにしているような女性が増えてきたのだという。
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