2022/10/09 06:40
アプリで知り合った女性と訪れたら… バーで高額請求トラブル相次ぐ
東京・歌舞伎町のバーで、許可を得ずに女性従業員に接客させたとして、警視庁は、この店の経営者の男(26)を風営法違反容疑で逮捕し、7日発表した。この店をめぐっては、マッチングアプリで知り合った女性と店に訪れた男性客が高額な料金の支払いを迫られるトラブルが相次いでいた。
新宿署によると、男は今年9月、東京都新宿区歌舞伎町2丁目の「Bar R」で、都公安委員会から風俗営業の許可を得ていないのに、女性従業員に男性客(24)と同席させ、酒類を提供した上で会話の相手をさせた疑いがある。男は調べに対し黙秘しているという。
今年5月、この店の利用客の男性から「アプリで知り合った女性と行った店で33万円を請求された」との110番通報があった。駆けつけた警察官に対して現場にいた女性が「従業員であることを隠して男性を店に連れてきていた。こんなことはもうやめたい」と説明したという。
署は先月、無許可で接客をしたとして、店の従業員の男女6人を風営法違反容疑で現行犯逮捕。その後の調べで、男性従業員が経営者の男の指示を受け、女性になりすましてアプリを使って男性客を探していたことが判明した。
署には昨年以降、この店に絡んで「アプリで知り合った女性と行ったらぼったくられた」との通報などが約30件寄せられているという。
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