2023/04/18 05:32
覆面警察官と知らず声かけ「キャバクラどうですか?ぼったくり絶対ない」 迷惑な“客引き”逮捕の瞬間 池袋・赤羽で警戒
多くの飲食店が立ち並ぶ東京・池袋。繁華街が賑わいをみせる一方で横行しているのが、都の迷惑防止条例で禁止されている「客引き行為」だ。
街ゆく人に客引きをされたことがあるか聞いてみると…。
30代:
西口を歩いていて結構、声かけられますね。かわいい子いますよとか、3000円ポッキリでとか、そういう。
20代:
（客引きが）だいぶしつこい。元々、行くところが決まっていて駅から1人で歩いて行く時に、駅からずっと店までついてきたり。200mくらい。
20代:
ガールズバーで2桁くらい取られたっていうのは、先輩が話していました。10万円台取られたって。
しつこくつきまとってくる客引きや、知り合いが “ぼったくり”被害に遭ったという人も。そんな悪質な客引きに目を光らせているのが、警視庁生活安全特別捜査隊。
私服姿で夜の街に溶け込み、違法な客引きの警戒にあたる。
「帰る」と言う捜査員にしつこくつきまとい「安くするから」
捜査員:
いるねぇ、いるねぇ。
男性捜査員2人が通り過ぎたすぐ横には、声かけをしていないものの料金を書いた看板をもつ女性たちが。
数十メートルほど繁華街を進んだその時、1人の男が近づいてきた。
客引き:
キャバクラ1軒どうですか?
捜査員:
いやいや…。
客引き:
今からどこ行くんですか?
捜査員:
いや決めてないけど。
客引き:
ちょっと早い時間安くするんで。
声をかけてきたのはキャバクラの客引き。「安くするから」と店に誘ってきた。この時点で条例違反なのだが、男はさらに…。
捜査員:
（ぼったくりとか）怖いよね。
客引き:
ぼったくりですか?
捜査員:
帰るっすよ。
客引き:
ぼったくり絶対ないです。
捜査員が「帰る」と伝えても、しつこくつきまとう。そして…。
捜査員:
はい。警察な。8時43分、迷惑防止条例で現行犯逮捕ね。
男を迷惑防止条例違反の現行犯で取り押さえ、近くの交番まで連行する。
捜査員:
（逮捕は）初めて?
客引き:
初めてです。
捜査員:
客引きダメよ。キャバとかなんとか言ってさ。
客引き:
すみません。（捜査員だと）わかんないよ…わかんない。
捜査員:
わかろうが、わかるまいがダメだよ。
男は客引きで逮捕されたのは初めて。後日、30万円の罰金を支払ったという。
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