2023/06/21 05:40
「マルサにとって天井・ぬか床はイージー」「風俗店にも内偵調査」「ゴミ出しまでチェック」脱税をつきとめる嗅覚のヒミツ
国税庁は、昨年度に全国の国税局査察部・通称「マルサ」が告発した脱税事件の脱税額が、約100億円だったと公表した。新型コロナウイルスの影響が収まり、大幅に増加したとのこと。
普段は窺い知る人ができないマルサの実情についてテレビ朝日社会部 司法クラブ国税担当の織田妃美記者に話を聞いた。
――そもそもなぜ「国税局査察部」が「マルサ」と呼ばれている?
国税局査察部を意味する隠語がマルサ。査察の「サ」を丸で囲ったことが理由のようだ。
東京国税局の管内は、東京・千葉・神奈川・山梨だが、嫌疑者を全国どこまでも追いかけ、何週間も粘り強く内偵調査をする。たとえば、「何時に家に帰ってきて何時に部屋の電気がつくか」「ごみ出しにはいつ行くのか」まで、徹底的にその人の行動履歴を調査して、カネの流れがわかる証拠を探し出す。
――内偵調査の中には特殊なものもあるのか?
マルサが客として風俗店を訪れ、「1人の客に対して何枚のタオルを使っているか」を調べることもある。これにより「1日の客の人数」を割り出す材料にしているのだ。
――取材を通して驚いたことは?
マルサは「生活レベルが妙に高い」ことに気がついてしまうそうだ。そして、「ある飲食店の店主がハイブランド品を身に着けている」などといった、小さなことも「メモ」にして共有しているという。一般人からのタレコミから調査に発展することもある。脱税をしてもバレる。なぜなら「思っている以上に見られている」からだ。
※詳細は下記引用元サイトをご覧下さい。
関連URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/1e20f374bbce15f6dc9f097d2faf8a0ac3085b5a